
カテゴリ―:ぎっくり腰 , セルフケア , 坐骨神経痛 , 当院の施術 , 慢性腰痛 , 脊柱管狭窄症 , 腰との関わり合い , 身体の知識
【慢性腰痛】その腰痛は上半身からきているかも .2
中央区日本橋で「唯一」の慢性腰痛専門整体院の院長 浦本武揚です。
人形町の整体院よりブログを書いております。
今回は『その腰痛は上半身からきているかも』の続きについてお話しさせていただきます。
前回に引き続き、
“骨盤を後傾し、背中を丸くした状態での身体の捻れは固定化を生み、上半身の大きな歪みを作る”
の”腰”への影響についてお伝えしていきます。
まず、先回お伝えしましたとおり、身体の支えのコアである、「腸腰筋」が極度に疲労します。
これは、骨盤の後傾の時点で“疲労確定”なのですが、上半身が捻れてしまうことで、いわば「雑巾絞り」のようになおのこと痛めつけているようなものです。
雑巾を絞る際、一番水気を絞れる箇所は”真ん中の位置”になります。
(ちなみに、膝を痛めておられる方もこれに当てはまるケースが多いです、、、これも後日投稿しようと思っております)
座位において、上半身を捻った際、真ん中の位置になる部位は、「背中から腰にかけての部位」になります。
専門的に表現すると、「胸椎の7番〜12番」あたりが一番キツく負担のかかる部位となります。
「上半身という上物」が腹圧のかかった“お腹の深層筋”にどしんと負荷をかけ、さらに背中から腰にかけて捻れの負荷をかける。
これでは1番の下支えをしている“腸腰筋”や”腰方形筋”等のお腹周りの筋肉が悲鳴を上げるのも時間の問題です。
この状況、上半身においてより専門的な書き方をすると以下のようになります。
1. 脊柱方向への縮み
- 脊柱起立筋群・多裂筋の過剰収縮: 左側の脊柱起立筋群や多裂筋が、体幹を安定させようと過剰に働く結果、脊柱に沿って強い縮みが発生します。
- 菱形筋の収縮: 菱形筋もまた、肩甲骨を脊柱寄りに引くことで、左側の上半身が不自然に縮む原因となります。
2. 腋窩周辺の筋肉の硬直
- 広背筋・大円筋・小円筋の連動: 腋窩付近では、広背筋や肩甲下筋、大円筋、小円筋などが過度に収縮し、局所的な硬直を引き起こします。これにより、左側の肩甲骨や上腕骨の動きが制限され、全体のバランスがさらに崩れます。
- 肩甲挙筋の影響: また、肩甲挙筋が収縮することで、腋窩周辺に緊張が生じ、他の筋群との連動が乱れるケースも見られます。
当院では、以下の多角的アプローチをしていきます。
- 骨盤矯正: 骨盤後傾を正しい位置に導き、全体の左右における前後や開き、捻れを正常置に回復させる。
- 筋肉のリリース: 右上半身の大胸筋、前鋸筋、前部三角筋、及び左上半身の脊柱起立筋、菱形筋、広背筋など、各部位の過緊張している筋群に対して、ストレッチや組織のリリースを行う。
- 姿勢矯正とセルフケア指導: 正しい姿勢の維持を促し、筋肉のバランスを整えるためのエクササイズやセルフケアの方法を指導する。
つまり、上半身と腰回りを並行して施術していかないとなりません。
個人的な経験則からして、「上半身から」矯正を図ることで、腰が素直になってくれるイメージを持っています。
ですから、デスクワークで辛い思いをされている方は、腰ばかりにフォーカスするのではなく、“上半身の捻れ”にも注目していただきたいなと思います。
個人的におすすめの上半身のケア方法は、
「腕立て伏せ」と「ラッドプルダウン」になります。
ラッドプルダウンは「タオル」を使ったストレッチに近いケア方法になります。
動画がございますので、ご参考ください。↓↓↓
(ファスティングを行う際の参考動画ですが、腰痛対策にもなります)
デスクワークが仕事の主体である現代病であるともいえます。
この姿勢を治すというより、仕事から解放されている時間、つまりプライベートタイムにいかにセルフケアをするかが鍵だと思っています。
腰をいくら揉んでも良くならないと思っておられる方は、「上半身」に目線を変えると回復へのきっかけになるかもしれません。
−浦本武揚 拝
【詳細はこちら】
↓↓
TEL:03-3527-2082
HP:https://takuminotewaza.com/
ー中央区の慢性腰痛専門整体整骨院 -整体-手わざー
院長 浦本 武揚