整体 手わざ

院長 浦本 武揚の読む!腰痛施術院

カテゴリ―:セルフケア , 身体の知識 , 雑談

【痩せたい!】運動で本当に痩せますか?

中央区日本橋で「唯一」の慢性腰痛専門整体院の院長 浦本武揚です。

 

人形町の整体院よりブログを書いております。

 

今回は『痩せるための行動』についてお話しさせていただきます。

 

 

コロナ禍以降において、「在宅ワーク」が多くなり、体型が維持できなくなった人が多くなった印象です。

痩せるために、どうすべきか、、、その点について私の私見を述べさせていただきます。

 

 

運動で痩せる方法

運動することによる消費カロリーと、食事による摂取カロリーとのバランスは、ダイエットを考えるうえで非常に重要なポイントです。一般的に「消費カロリーを増やして痩せる」という考え方は広く知られていますが、

1「運動するとかえって食欲が増してしまう」

2「運動のストレスでドカ食いしてしまう」

という事象がよくあります。これでは、ダイエット目的で運動を始めても効果を感じづらいでしょう。


1. 運動で空腹を感じる主な理由

  1. エネルギー消費量の増加
    運動をすると単純にエネルギーの消費量が増えます。身体は不足したエネルギーを補おうとするため、空腹感が増すことがあります。
  2. 血糖値の変動
    強度の高い運動を行うと、血糖値が短期的に変動します。血糖値が低下すると脳は「食べて血糖値を上げなさい」という指令を出すため、急に空腹感を感じやすくなることがあります。
  3. ホルモンバランスの変化
    グレリン(食欲増進ホルモン)やレプチン(食欲抑制ホルモン)など、運動によりこれらのホルモンバランスが変わり、一時的に食欲を増進させることがあります。

2. ストレスによる過食傾向

  1. 身体的ストレス
    特に普段運動していなかった人が急に激しい運動を始めると、身体的にも精神的にもストレスとなりやすいです。ストレスによってコルチゾールなどのホルモンが分泌されると食欲が増進することが知られています。
  2. 心理的報酬の追求
    「運動をしたご褒美に少しぐらい食べてもいいだろう」と考えるような心理が働くことがあります。これは運動直後だけでなく、日常生活の中で「頑張ったからご褒美」として食事量が増えてしまうケースもあります。
  3. ダイエット中の精神的負担
    「痩せなきゃいけない」「これを食べちゃダメだ」といった強い思い込みによる心理的プレッシャーが、逆に食欲を増やしてしまうことも珍しくありません。運動との相乗効果で、結果的に“やけ食い”につながることがあります。

では運動だけで痩せるのは非効率なのか?

運動だけでのダイエットが難しい理由

  1. 運動で消費できるカロリーは実は小さめ
    1時間のランニングで消費できるカロリーは人によっては500~600kcal程度ですが、ちょっとしたスイーツやコンビニ弁当で簡単に摂取してしまえるカロリー量です。「運動しさえすればやせる」という感覚で食べ過ぎると、むしろプラスになってしまうケースがあります。
  2. 空腹感・ストレスをコントロールしにくい
    前述のように、運動後に食欲が爆発してしまうと運動の意義が薄れてしまいます。適度な運動+食事管理がバランス良く行えないと、結果的に“運動の疲労感やストレス”だけが残り、続かなくなることも多いです。
  3. モチベーション維持の難しさ
    運動単体で行うダイエットは、効果を実感できるまでに時間がかかることが多く、途中で挫折しがちです。結果的に「運動=疲れるのに痩せない」という印象がつき、ますます遠ざかってしまうことがあります。

対策・改善策

(1) 運動強度や頻度を適切に設定する

  • 短すぎず、長すぎず
    最初からハードな運動をするよりは、まずはウォーキングや軽いジョギングなど、継続しやすい運動から始めてみるのが良いでしょう。激しすぎる運動は空腹感を招きやすくなりますし、ストレスも強まります。
  • 有酸素運動と筋トレの組み合わせ
    有酸素運動だけに頼るより、筋肉量を増やすことで基礎代謝を向上させることも重要です。適度な筋トレを取り入れ、長期的に見て消費エネルギーを底上げしていくとリバウンドもしにくくなります。

(2) 食事管理との組み合わせ

  • 運動直後の過食を避ける対策
    運動後にたんぱく質や低GIの炭水化物(※)を摂取しておくと血糖値の乱高下をある程度防ぎやすくなります。適度にプロテインを活用するのもひとつの手です。
    ※低GI:白米より玄米や全粒粉パンなど
  • “ご褒美”を計画に組み込む
    運動をした後に甘いものを食べたくなるのを完全に我慢すると、それがストレスになります。であれば、あらかじめ「運動した日は200kcal以内のデザートを食べられる」といった“許容範囲”を決めておくのも持続のコツです。
  • PFCバランスを整える
    (P)たんぱく質・(F)脂質・(C)炭水化物のバランスを意識して、必要以上に炭水化物や脂質を摂りすぎないよう注意します。短期的に厳しく制限するより、長期的に継続可能な食事バランスを見つけることが大切です。

(3) ストレスマネジメント

  • 運動強度の見直し
    きつすぎる運動は「やらされている感」を高めてしまい、ストレスが増加しやすいです。適度な強度で行い、運動自体を楽しむ工夫をすることでストレスが軽減されます。
  • 楽しめる運動を選ぶ
    ランニングが苦手ならスイミングやダンス系プログラム、グループレッスンなど、自分に合った運動を探してみるのも効果的です。ストレスを感じにくく、続けやすくなります。
  • 睡眠の質を高める
    運動で生じた疲労をしっかり回復させることが、ストレスを最小限に抑えるうえで重要です。十分な睡眠をとることでホルモンバランスも整い、過剰な食欲を抑えやすくなります。

結論:運動だけで痩せようとするのは、たしかに非効率になりがち

  • ダイエットにおいては、**「摂取カロリーの管理」**が非常に大きなウェイトを占めています。運動自体は健康や体力向上には大いにメリットがありますが、「消費カロリー=運動で増やす」ことにのみ頼りすぎると、空腹やストレスで食べ過ぎたり、継続しにくくなったりして、トータルでみると非効率になりやすいです。
  • だからこそ「運動+食事管理+ストレスマネジメント」をセットで考えることが重要です。運動量を上げすぎずに、食事でのコントロールをメインにして、運動はあくまで“補助”的に行うほうが成功率が高く、健康的な身体づくりにも繋がります。

まとめ

運動すると空腹になりやすい、ストレスによって食欲が増えやすい、というのは多くの方が経験することであり、「痩せるために運動だけに頼る」という方法は非効率になりがちです。ただし、「運動が不要」というわけではなく、上手く使うことで心肺機能の向上や基礎代謝アップ、健康増進など、多くのメリットがあります。

  • 運動単体で考えるのではなく、食事管理ストレスコントロールとセットにする。
  • 運動の強度や頻度を調整し、継続しやすい方法を見つける。
  • 運動後の食欲増進を見越して、あらかじめ低カロリー・高たんぱくの食品を摂るように工夫する。

こうしたポイントを意識すると、運動のデメリットが緩和され、むしろダイエットをサポートしてくれる要素に変わっていきます。

 

−浦本武揚 拝

 


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